シゴトミリョクびと

見栄え重視の設計ではなく
常に品質を求めていきたい。

T.K

2022年入社

株式会社久慈設計 盛岡本社/企画設計部

INTERVIEW01

どのような経緯で入社されましたか?

私は東日本大震災で家を流出し、5年間、中学校のグラウンドに立てられた仮設住宅で過ごしました。思い出のふるさとが壊れていく様子を目の当たりにし、また数多くの建物が建設される状況下の中で、東京理科大学に進学しました。ふるさとを離れた学生時代の設計課題では、都市の大型建築よりも岩手に立つ建築ばかりを設計しており、将来的にも岩手で設計をするというのは自然な流れだったと思います。大学卒業後に東京理科大学大学院に進学しその後、岩手で一番規模の大きい設計事務所であり私の設計したかった規模の設計を数多く手掛けている、久慈設計に入社することに決めました。

普段は主にどのような業務を行っていますか?

企画設計部に所属しており、プロポーザルの仕事を中心に基本設計・実施設計・監理・積算業務を行っています。
建築的センスが求められる期間が短いプロポーザルと、実務の知識が問われる期間が長い基本・実施設計を同時に行っています。

チームで業務をすることはありますか?

設計という業務は多くの関係者と共に進めていくことです。
設計業務ごとでチームが違うため、様々な方と一緒に設計を進めていきます。

設計のおもしろいところは?

単なる形態デザインの面白さだけでなく、法・積算・計画・施工性...etcなどなど、あらゆる要件を同時に解決する建物を作り上げる点だと思います。設計は高校の範囲で言うと、国語・算数・物理・化学・歴史・地理の分野を扱う分野だと思います。ここまで拾い分野を扱う職種は他には中々無いと思うので、幅広い知識の習得が重要になってきます。

業務でやりがいを感じる瞬間は?

プロポーザルで特定者に選定された瞬間が一番やりがいを感じます。
短期間で条件を把握し、設計を行い、提案書にビジュアル的に取りまとめてヒアリング発表を行うため、簡単そうで非常に難しいのがプロポーザルの特徴だと思います。

入社前に抱いていたイメージとのギャップはありましたか?

1ヶ月間のインターンシップを行っていたので、ギャップというものは特にありませんでした。
自分がやりたいことを思う存分挑戦させてくれる会社だと思います。

インターンシップはどのようなものでしたか?(日数、内容、当時感じた当社の雰囲気)

真冬の時期にインターンに行きました。当時もプロポーザルの現地調査や計画、提案書の業務をやらせて頂きました。
雪がかなり多く降る年で、会社まで徒歩で片道50分かけて出勤していました。

入社した当時の様子、苦労したこと

入社して早々、複数のプロポーザルを任せられたことです。短期間で伝えたいことを簡潔に分かりやすく伝えると同時に、紙面全体に美術的センスを載せていくことのバランスが非常に難しかったなと思います。また、実務の知識が分かっていない中で意匠・構造・設備の提案をまとめていくことが大変でしたが、沢山勉強して、プロポーザルに取り組んでいました。

この会社に入社して一番嬉しかったこと、大変だったこと

入社1年目で取り組ませて頂いたプロポーザルで、大手設計事務所さんに初めて勝ち、特定されたことです。
上司とハイタッチしたことは今でも忘れられません。
また、入社3年目で会社であまり実績のなかった用途のプロポーザルで、参加者9名だったのにもかかわらず、特定者に選出されたことも非常にうれしかったです。このプロポは提案書作成とヒアリング発表を私が先頭に立って取りまとめたものであったため、より自分の設計が評価されたのかなと思えた瞬間でした。

業務をするうえで気を付けていることは?

設計業務はどの会社であっても必ず忙しい時期はあると思います。設計は様々な人と調整を多く行うため、物事の優先順位をしっかりとつけて仕事に取り組むことが何よりも重要だと思います。
私は大学時代に「古座君、設計者は音楽でいう指揮者の立場の人だと思うんだよね。指揮者が指示をしっかりと出さないといい作品を生み出せないじゃない。」と言われました。クライアント、構造、設備、施工者と滞りなく一つのいい作品を作るためには、段取りが何よりも重要だと思っています。

INTERVIEW02

会社の雰囲気は?所属部署の雰囲気は?

久慈設計は人も設計作品自体もすごくまじめな会社だと思います。企画設計部は私が入社した時の人数の倍以上の人数になり、活発に活動している部署だと思います。

会社でのコミュニケーション方法は?

設計業務で直接かかわる人以外の方とも何気ない会話をするように心がけています。自分から積極的に話して関りを多く持つことで、色々な場面で助けて頂けるような信頼関係が築けると思っています。

会社の強みは?

品質の高いデザインを最優先で行っている所だと思います。アトリエ事務所のようにデザイン的にかっこいい見栄え重視の設計が最優先ではなく、耐久性や品質を最優先で設計しているため、安心して利用できる建物が多いかなと思います。私は意匠デザインを大学で勉強してきましたが、いいデザインというのは単なる形態のカッコよさだけを表すものではないという事が、会社に入ってからより実感するようになりました。
いいデザインとは、利用者が普段分からない部分もしっかりと配慮して設計をしていることだと私は思います。

社長のイメージは?

よく話をきいてくれる素晴らしい社長だと思います。若手社員だから話をきかないという事は一切なく、親身になって話をきいてくれ、即座に行動に移してくれる部分がとても好印象です。また、固定概念にとらわれず、新しいことに積極的に挑戦する姿勢は大変素晴らしく、私も様々なことに挑戦する精神を参考にしていきたいと思います。

営業部から見た設計部の印象は?設計部から見た営業部は?

設計業務に集中できる環境があるのは、営業部が事務手続き関係を行ってくれているからです。いつもありがとうございます。

INTERVIEW03

一級建築士試験に合格されましたね。おめでとうございます。試験の取り組み方やアドバイスがあれば教えてください。

ありがとうございます。1級建築士は普段の設計ができるから取得できるというものではありません。資格勉強は教えられたことを素直にできるかどうかが攻略の鍵だと思います。また、短距離走だとまず失敗します。常に80%の力で走り続けられるかどうかが重要になってきます。あとは様々な事を犠牲にしてでも最優先事項は資格を取ることと自覚し、周りに伝えることができるかどうかだと思います。

資格を取得して変化したことは?

自分の設計行為に責任が伴うようになるため、より設計のプロとして自覚を意識するようになりました。
これからは一流の専門家として、研鑽を積み重ねていきたいと思います。

お休みの日はなにをしていますか?趣味やストレス発散方法はありますか?

春は山菜取りと渓流釣り、夏はバーベキューとキャンプ、秋はキノコ狩り、冬はスキーとスノボーです。
年中を通して旅行と魚釣りをしています。

今後のキャリア形成について、目標は?

1級建築士を取得した後は建築積算士を取得したいと思います。また、設備の勉強もしたいと思っています。横断的に分野に精通した設計者、建築家になりたいと思っています。

目標にしている設計、建築家はいますか。

社内でいうと上司でもある、OさんとSさんです。二人ともそれぞれ設計の取り組み方が異なりますが、建築家としてのふるまい方や設計のスピード感がとても凄いなと、近くで見ていていつも思います。
また、東京理科大学の時の先生でもあったオンデザインの西田先生や東大・SALHAUSの安原先生も非常に尊敬しています。

先輩方から言われた心に残る言葉は?

東京理科大学入学当時の先生で、今は東京大学で教鞭をとっておられる先生の研究室では「三度のメシより設計」というスローガンを掲げていました。いい設計をするためにはそれほど高い志で設計しないといけないんだなと実感しました。今でも設計で忙しいときはまず先に「三度のメシより設計」を思い出しながら設計をしています。

久慈設計の好きなところは?

何事も挑戦させてくれることです。社長を始め、上司の方々が積極的に意見を聞いてくれるため、風通しが良いところが特に良いと思っています。会社も要望を受け入れてくれたから、私も仕事のパフォーマンスで返していこう。そのキャッチボールがしっかりとできていることが、良い信頼関係を築けている源かなと思います。

久慈設計はどんな方が向いていますか?

建物丸々一つの設計をやりたい方は特におすすめです。プロポ・基本設計・実施設計・監理を同じ担当者が一貫して業務を行うため、大手の設計事務所にはない難しさとやりがいを特に感じることができます。
また、積算や法適合、ワークショップなども同じ設計者が関わるため、各フェーズで何をするべきかが分かってくるため、より自分が設計したと強く実感できると思います。

当社に興味を持っている方々へメッセージを

設計という業務は、単なるかっこいいデザインの絵が描けるかどうかだけではありません。法適合を行ったり、現場に行ったり、積算をしたり、詳細な図面を何枚も描いたりと、あらゆる知識と技能、忍耐、コミュニケーション能力が必用です。
その分、どの分野が好きで得意になるかは人それぞれだと思います。扱う知識の範囲が広い分、受け入れる門扉も広いと思うので、興味がある方はぜひお茶でも飲みに来てください。お待ちしています!

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