取締役会長 櫻木 勲
2011年3月11日の東日本大震災の発災から年以上の月日が経過し、復興の最終段階に向かう中で、気象災害も多発しており自然災害の恐ろしさを改めて痛感し、防災という意識を持ち続けなければならないと思っております。
建築設計を取り巻く環境が想像以上のスピードで変化するなか、良質な建築環境を創りあげていくという「設計の仕事」の初心に立ち返り、多様性のある設計の魅力を次の担い手たちへ伝えていきたいと考えております。
今後はさらに長寿命化建築を視野に入れ品質を向上させ、お客様により信頼される設計事務所を目指し精一杯努力してまいりますので、さらなるご指導とご支援をお願い申しあげます。
一級建築士/第148238号

代表取締役社長 久慈 竜也
久慈設計のホームページをご覧いただきありがとうございます。
久慈設計は岩手県盛岡市に1931年(昭和6年)6月、私の祖父でありました、久慈謙司が久慈工務所を設立した建築設計の専門会社であります。
昭和6年、当時の岩手県盛岡での建築設計業務は大工の棟梁との協働業務であったと考えます。建築設計だけでの業は、技能職としては認知いただいていても、その業務に対しての対価を支払うという商習慣は当時無かったと思うからです。その環境の中で建築設計を業とした祖父は「愚直に」「真摯に」施主様の要望と要求を図面化し施工担当する工事職人様へ設計の意図を伝えていたのだと思います。
それは、建物が完成した時に施主様より「ありがとう、君の所に設計を託して本当に良かった。」と言われた時の感動が忘れられず、祖父は建築設計の業に誇りを持っていたのだと思います。「ありがとう、君に頼んで良かった」そのお客様からのお言葉を私たちは大切にし、伝承したからこそ、今に繋がっているのだと思います。
そこには、若き設計士や、熟年建築士が当社の「人財」として、お客様本位で愚直に取組んでいる姿勢が評価されているのだと思います。
そのことを、忘れることなく、これからも歩んでまいります。
