Always with a SMILE 2023年7月号 / Vol.220を発行しました!

いわて雫石アーチェリーセンター


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〝日本最大級〟のアーチェリー場の誕生

岩手県中部に位置する雫石町(しずくいしちょう)は、2016年の希望郷いわて国体でのアーチェリー競技開催を機に、国体レガシーを継承する「アーチェリーのまち」を目指し、国内外の多くの方の協力の元、アーチェリー文化の普及と競技強化に取り組んで参りました。この度、雫石町鶯宿温泉スポーツエリア構想が策定され、閉校になった旧南畑小学校の利活用及び鶯宿温泉エリアの特性を活かしたスポーツ振興と地域活性化事業がスタートいたしました。旧南畑小学校グラウンドを活用する日本最大級の屋内射場整備事業に久慈設計が設計業者として参画をさせていただきました。岩手県のシンボルである名峰岩手山を中心とした豊かな自然が広がる温泉と観光の町である雫石町に、未来のオリンピアンが生まれる施設が誕生いたしました!

オリンピアンが生まれるまちへ

いわて雫石アーチェリーセンターは最大37名が同時に射つことができる日本最大級のアーチェリー練習場になります。本来アーチェリー競技は屋外で実施をする競技ですが、当施設は環境に左右されずに(雨、風、雪、暑熱など)、屋内から快適に練習ができる国内でも他に類を見ない施設となります。また建設地である旧南畑小学校はグランドが防風林や校舎で囲まれ風の影響を受けづらく、競技を行う上で最適な環境立地になります。
施設は、シンプルな外観とし自然豊かな周辺環境にも溶け込むような建物形状、色彩に配慮するデザインといたしました。構造は重量鉄骨造とし無理のないコンパクトな構造計画としております。また季節や天候に関係なく、快適に競技できるよう冷暖房を完備したことにより通年利用を可能とし、また車椅子利用の競技者の利用にも配慮し多目的トイレの設置をいたしました。競技環境向上の為、大型テレビモニターの設置、ガラス張りのスタッフルームなど開催される大会や合宿の際、施設全体が見渡せる居室構成としております。


常設された屋根付き屋外通路

矢を射つ選手の皆さん

校庭を利活用した防風林に囲まれる
射撃練習グラウンド

練習場A 〈1F〉

大型モニター

ミーテイングルーム・会議室

練習場B 〈2F〉

 

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