清瀬市しあわせ未来センター
子育てが楽しいまちの未来へ
清瀬市しあわせ未来センター(旧清瀬市健康センター)は、平成元年3月に健康センターとして竣工し、市民の健康を守る拠点として長く地域に根差している施設です。本施設は竣工当時から大きな改修を行うことなく、築後30年以上が経過しているため、建物や設備機器の老朽化及び劣化が著しくなっていました。今回、老朽化した建物について、物理的な不具合を直し建物の耐久性を高めることに加え、建物の機能や性能を、現在に求められている水準まで引き上げる改修計画としました。また、同一敷地内には令和4年に竣工した清瀬市役所新庁舎があり、プロムナードによって本施設と接続するため、2つの建物が調和するように改修を行うこととなりました。新しく生まれ変わった本センターから子育てが楽しいまちづくりが始まります。
お母さんと子どもにやさしい場所を
より一層子どもの成長を見守り育むための施設となるよう、安心・安全で居心地が良く、地域と連携・協働し、環境に配慮するという基本設計コンセプトとしました。 1階には各健診室やはみがき室を配置し、地域の子どもたちの健康を守ります。 2階には地域の学校や家庭の問題に対応する為、教育支援センターや子ども家庭支援センターが新設されました。 施設全体を高齢者や子どもたちが利用しやすい施設設計としながらも、既存施設では不足していた機能追加を行いました。 また自然採光や通風に配慮した平面計画とし、明るさや温かみのある空間づくりに取り組みました。太陽光発電や省エネルギーに配慮した機器選定を行い、今後50年の利用を見据えた設備改修計画を行いました。 人感センサー制御の導入、LED照明の採用により消費電力の低減化や、高効率機器、全熱交換器を採用し、利用エネルギーの低減化、衛生器具に節水型器具の採用により、給排水動力の節減にも取り組みました。

しあわせ未来センター

隣接する清瀬市役所新庁舎

明るいグリーン色で統一されたフロア


歯科健診室 1F

教育支援センター事務室 2F

クッキングスタジオ 2F

ボールルーム 2F

フィットネスルーム 3F

太陽光パネル 屋上