東京消防庁 国分寺消防署庁舎 新築工事設計監理業務
東京都の重心に位置する国分寺市は、武蔵野台地に名水百選に選ばれた湧水を保有する緑豊かな自然群が広がる一方、奈良時代に鎮魂国家を願う聖武天皇によって建設建立した国分寺跡地、重要文化財指定される国宝 本尊木造薬師座像(武蔵国分寺)など、多くの歴史文化財が点在する水と緑に彩られる歴史の街になります。
また近年駅周辺の都市開発に伴い、都心からのアクセスの利便性や自然環境にも恵まれ、子育て世代ファミリー層に人気の人と緑に優しい街でもあります。地域を永らく守ってきた国分寺消防署はこの度、施設老朽化に伴い免震構造を採用した震災害に強い新しい防災拠点として整備完成をいたしました。これからも地域に寄り添い、生活くらしを守り続けて参ります。
安全の免震構造
本施設は、高い安全性・耐震性を実現する為に最先端の【ハイブリット免震構造】としております。ゴム支床と滑り支床による免震装置を採用することで、地震力低減、床の加速度応答低減を可能とし、建物自体に地震力が伝達しにくい構造としております。また地下名水保全に配慮し、地下に杭などの構造体を設けない直接基礎を計画としております。
本施設は高度な断熱性能をはじめ、太陽光等の自然エネルギー活用、最新省エネルギー機器を導入しております。高レベルでの省エネルギー性能を有する施設計画といたしました。

東京消防庁 国分寺消防署

24時間体制で地域を守る新庁舎(夜景)

免震装置(滑り支承)設置状況

ホース架台(1F)

通信室(1F)

体育訓練室(B1F)

防火衣収納庫(2F)

ダイニングキッチン-待機宿舎(5F)