さくらPORT・OFFICE
新しい“まちづくり”
岩手県南西部に位置する北上市は、近年の民間事業者の大型工場新設や関連事業者等の進出などにより、急速に発展している岩手県屈指の工業地域都市を形成しております。市発展に伴い都市環境の整備を新たな課題とし、平面駐車場として活用していたJR北上駅東口に隣接している約10,000㎡の公有地について、今後の情勢の変化に対応した40年を事業期間とする土地利活用の提案を民間事業者に求めました。「北上市の成長と発展を支える新しい拠点の整備と着実な運営」をコンセプトとする当社を含む岩手県内の5企業で構成するプロジェクトチームの事業提案が採択され、特別目的会社である”さくらPORT・TOWN株式会社”を立上げました。新たなビジネス拠点、また北上市の生活拠点として形成する さくらPORT・TOWN がこの度、誕生いたしました。
快適なオフィス環境
北上市への多くの企業進出により北上市内の事務所テナントが不足している問題を解決するべく、6階建てのオフィスビルを計画しました。地元企業が行った各団体へのヒアリングを元に、1階には事業全体の管理事務所と2区画の店舗テナント区画、2~6階では専有面積100㎡(約30坪)を基本区画とする全20区画の事務所テナント区画を整備しました。店舗には、日常生活に密接した内科クリニック、調剤薬局を誘致し、さくらPORT・TOWNに住まわれる方々、働かれている方々の利便性を考慮しました。事務所区画はパーテーションによる区画とフリーアクセスフロアやシステム天井を採用し、フレキシビリティを持たせたオフィスビルとしています。外資系企業の入居や車いす利用者の方の利用に考慮し、ユニバーサルデザインを取り入れた施設計画としています。設備機能としては、サッシにLow-E複層ガラスの採用や人感センサーや昼光センターによる点灯方式のLED照明、ヒートポンプ式空調機、節水型衛生器具などの採用によるエネルギーに配慮した施設計画としています。

デザイン性のあるルーバー(南側外観)

テナント内観1

エレベーターホール

テナント内観2

休憩ラウンジ・給湯コーナー