Always with a SMILE 2022年11月号 / Vol.212を発行しました!

岩手県 久慈警察署庁舎等新築工事設計監理業務


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岩手県北東部に位置する久慈市は太平洋に面した久慈湾を中心に国内最北端の海で漁をする「北限の海女」の町であり、世界有数かつ国内最大の琥珀の採掘産地を始めとして、鉱山と加工場と博物館を備えるなど多様な芸術文化群を形成し、市内には歴史や文化を伝える古寺・名利が多く、点在する美しい海の町です。

この度、老朽、狭隘化した久慈警察署、県北運転免許センター及び高速道路交通警察隊久慈分駐隊の庁舎等を新たな敷地に移転、新設する本事業が岩手県主催のプロポ―ザルとして開催され、当社に約4年に及ぶ本事業プロジェクトに、設計から施工監理までの参画の機会をいただきました。地域に根ざした、地域に由来するデザインを取り入れた身近な警察庁舎をデザインコンセプトといたしました。久慈市の琥珀をイメージした縦ルーバーを設置し、1階部分は海をイメージした透明感を持たせた庁舎フロント廻りといたしました。

災害時の拠点として機能すべき施設として構造体の分類はⅠ類、重要度係数1.5とし、構造体は長寿命化を図る為高強度のコンクリートの採用致しました。梁間方向はスパン12m程度のPC梁を採用し、プランニングや将来の改修に柔軟に対応できるよう配慮いたしました。設備部門に関しては、Low-E複層ガラス採用による熱負荷の軽減やLED高効率照明を採用しエネルギーの削減・高効率空調機器の採用、室の利用状況に応じた運転制御再生可能エネルギーとして太陽光の採用など、省エネルギー化に取り組みました。

 

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