海老名市立 今泉小学校校舎増築棟
神奈川県中部に位置する海老名市は、東京へは50Km、横浜からは 20km圏内にあり、相模国分寺跡等を有する歴史のまちです。市内には多くの農業緑地が広がる一方、高速道路には、国内有数規模の海老名サービスエリアを有するほか、近年、海老名駅を中心に、高層マンションが立ち並ぶ近代的な住宅都市を形成する子育て世代に人気のエリアになります。海老名周辺に位置する今泉小学校は「かしこく、やさしく、たくましく」 を教育目標に、永らく地域の子どもたちの成長に取り組みを続けて参りました。
将来的な教室不足が見込まれることから、新校舎増築を計画され、この度、久慈設計は設計・工事監理として事業参画させていただきました。
新しい増築校舎は、学習環境・学校環境の変化に柔軟に対応できる計画といたしました。2階以上には大きな無空間で構成する【多目的スペース】を配置し、取り囲む普通教室には、多連引き戸型の可動間仕切を採用することで、学級間を超えた学習や発表行事等に対応したフレキシブルな利用が出来るオープン教室としております。 最先端ICT教育環境に対応できる施設として、各教室へは黒板ではなくホワイトボードを採用し、プロジェクター利用へ配慮いたしました。各教室にはタブレット充電保管庫や電子黒板を採用し、機器の充実を図りました。
1階は地域開放などの利用に対応したオープンスペースを整備いたしました。誰もが利用しやすい施設を目指し、エレベーターの設置、ベビーカーを使用するお子様連れの方でも利用しやすいように各ブースのモジュール検討など、ユニバーサルデザインを随所に採用いたしました。





